ロウカット玄米は危険？毒性やデメリットを徹底解説！

ここのところ私、体重がモリモリと増加傾向にあるので、ダイエットを始めようと思っているんです。

でね、まずは主食を白米から「ロウカット玄米」に変えてみようと思っているんですけど、ロウカット玄米って「体に危険」なんてことはない？毒性とか大丈夫？

以前、玄米が危険とかどうとかって、聞いたことがあるような気がするんですよね～・・

そんなわけで今回は、ロウカット玄米の危険や毒性を詳しく調査(๑•̀ㅂ•́)و✧

ロウカット玄米のデメリットなども、合わせて徹底調査してみました。

この記事でわかること

ロウカット玄米は危険なのか
ロウカット玄米のデメリット
ロウカット玄米の糖質やタンパク質量
ロウカット玄米と発芽玄米の違い

Contents

1 ロウカット玄米は危険？毒性は？
2 ロウカット玄米のデメリット
3 ロウカット玄米の糖質やタンパク質量は？
4 ロウカット玄米と発芽玄米の違いは？
5 まとめ

ロウカット玄米は危険？毒性は？

結論を先にお伝えしますと「ロウカット玄米は危険ではないし、毒性の心配もない」になります。

ロウカット玄米が危険と言われている毒性には

ヒ素
アブシジン酸
フィチン酸
残留農薬

などがあります。

これらがどういうもので、なぜロウカット玄米にこれらの危険性がないのか、ひとつずつ見ていきましょう！

危険①ヒ素

「玄米には、ヒ素が含まれているから危険」と言われていますが、ロウカット玄米にはヒ素による危険性や毒性はありません。

ヒ素が含まれているのは、玄米表面の「ロウ層」部分。

ロウカット玄米は、この玄米表面の「ロウ層」をカットしたものになり、ヒ素が含まれているとされている部分は取り除かれているんです。

ヒ素を摂取すると、腹痛や頭痛、下痢などを引き起こし、長期間摂取し続けてしまうと認知症や心臓病、ガンなどに繋がる可能性があると言われています。

また、白米よりも玄米の方が、ヒ素を含む量が多いとされていて、これは農林水産省も認めているんです。

ただ、先述したとおり、ロウカット玄米については、製造過程で取り除かれているので、ヒ素による危険性はありません。

さらに、他の玄米や米類についても農林水産省のＨＰを見てみると

日本のヒ素の含有は、農作物の中では米が多いものの、食品摂取によるヒ素の健康被害は認められていない
特定の食品に偏らずバランスの摂れた食生活を心掛けていれば、ヒ素による危険を過度に心配する必要はない

などと記されてますから「ロウカット玄米には、ヒ素による危険はない」といえるんですよ(๑•᎑•๑)

危険②アブシジン酸

ロウカット玄米は、アブシジン酸による毒性や危険の心配もありません。

アブシジン酸とは、植物ホルモンの一種で、玄米に限らず様々な植物の種の外皮に含まれていて、アブシジン酸内に含まれる「酵素阻害剤」によって、種を守る働きがあるんです。

種にとっては良い成分であるアブシジン酸ですが、私達人間が摂取すると、生命活動に大切な「ミトコンドリア」の酵素を阻害し、傷つけてしまう可能性があります。

ミトコンドリアが傷ついた私達の体は

疲れやすくなる
低体温になる
免疫力が低下する
活性酸素が発生し老化が進む

などに繋がる可能性があると言われているんです。

ですが、実際ところ、これらの根拠を明確にする研究はなく、食品安全委員会のＨＰにおいても「２０１０年に米国環境保護庁により、植物調整剤として使われるアブシジンの安全性について＜幼児や子供を含めた消費者に危険が生じる可能性はない＞ことが公表された為、全ての食品に対する当該農薬の残留基準値の設定を免除した」という趣旨が記されています。

さらに、最近では、アブシジン酸は動脈硬化や、糖尿病などの生活習慣病予防や改善に効果が期待できると、注目され始めているんです。

これらのことから「ロウカット玄米は、アブシジン酸による危険性は低い」といえるんですよ☆

危険③フィチン酸

ロウカット玄米は、フィチン酸による毒性や危険の心配もありません。

フィチン酸は、体内でミネラルや鉄などの金属元素と結合する性質があり、結合されると、フィチン酸から「フィチン酸塩」に変化し

ミネラルや鉄と一緒に体外へ排出される→体のミネラルが不足する

ことから「玄米はミネラルの吸収を阻害する為、危険」と言われているんです。

ただ、実際のところ、この心配も低く、その理由は

ロウカット玄米などの玄米に含まれるフィチン酸は、体内に入る前にミネラルと結合しているので、他の飲食物のミネラルと結合する可能性は低い
フィチン酸による健康被害の報告や、フィチン酸の危険性を示す論文などはない
玄米よりもフィチン酸が多く含まれている食品（大豆やゴマなど）は数多くあり、玄米だけを危険視する必要はない

など。

さらに、フィチン酸には「デトックス効果」など体に嬉しい効果がある他、食品薬品安全センターによると、フィチン酸には

強力な抗酸化作用があり、ガン予防に関与している
尿中のカルシウム濃度に関与していて、尿路結石や腎結石の予防や再発防止に効果がある

などの可能性があるとして、現在研究が進められているのだとか！

これらのことから「ロウカット玄米のフィチン酸による危険性も低い」といえるんですよ*ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭*

危険④残留農薬

ロウカット玄米は、残留農薬による危険性もありません。

ロウカット玄米に限らず、日本国内に流通している国産米は、国や自治体によって、しっかり検査や管理されていることが、厚生労働省のＨＰにも記されています。

さらに、仮に残留農薬があったとしても、玄米の場合、表面のロウ層に残留していることになり、ロウカット玄米はこのロウ層がカットされているので「全くもって心配ご無用」になるわけです◎！

結果「残留農薬、ヒ素、アブシジン酸、フィチン酸、全ての毒性や危険がないロウカット玄米は、安心して食べれるお米」といえますよ٩꒰｡•◡•｡꒱۶

ロウカット玄米のデメリット

危険性や毒性の心配はないロウカット玄米ですが、デメリットは？というと「値段が高い」ところ！

普通のお米って、５キロで２０００円前後で販売されていると思うのですが、ロウカット玄米は２キロで１７５０円（定価）になるんです。

ご家族みんなで、ロウカット玄米を毎日食べるとなると、ちょっと家計に響いちゃうのは事実かもしれませんよね( ･･̥ )

ロウカット玄米の糖質やタンパク質量は？

ロウカット玄米の糖質やタンパク質量は　炊飯後、ご飯茶碗一膳（１００ｇ）あたり

糖質：２５．１ｇ
タンパク質：２．１ｇ

になります。

ロウカット玄米と白いご飯と比べてみると（それぞれ炊飯後１００ｇあたり）

	ロウカット玄米	白米
糖質	２５．１ｇ	３６．８ｇ
タンパク質	２．１ｇ	２．５ｇ
カロリー	１１８キロカロリー	１６８キロカロリー
脂質	０．７ｇ	０．３ｇ
塩分	０．０１ｇ	０ｇ
食物繊維	１．５ｇ	０．３ｇ

になります。

ロウカット玄米は、白米に比べて

糖質：約３２％オフ
カロリー：約３０％オフ

なのも、大きな特徴になりますよ(๑•᎑•๑)

ロウカット玄米と発芽玄米の違いは？

ロウカット玄米と並んで、健康に良いと人気が高い「発芽玄米」

この発芽玄米と、ロウカット玄米の違いは？というと・・

	ロウカット玄米	発芽玄米
概要	玄米を覆っている固い「ロウ層」をカットした玄米	玄米を少しだけ発芽させて、酵素を活性化させた玄米
炊飯方法	ロウ層がカットされているので、普通の白米と同様に炊ける	普通の白米と同様に炊ける
食感	ロウ層がカットされているので、口当たりが良く柔らかい	酵素の働きにより、たんぱく質や糖質が分解されるので、柔らかい
消化の良さ	ロウ層がカットされているので、消化が良い	酵素の働きで、消化が良い
栄養価の特徴	普通の玄米とほぼ同等の栄養価でありつつ、カロリーや糖質が低い	普通の玄米と同等の栄養価に加え、ＧＡＢＡが普通の玄米の５倍多く含まれる
カロリー（炊飯後１００ｇ）	１１８キロカロリー	１６１キロカロリー
糖質（炊飯後１００ｇ）	２５．１ｇ	３３．２ｇ
タンパク質（炊飯後１００ｇ）	２．１ｇ	３ｇ
脂質	０．７ｇ	１．４ｇ
塩分	０．０１ｇ	０ｇ
食物繊維	１．５ｇ	１．８ｇ