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私、家の砂糖は「きび砂糖」を使っているんです。
食べ物って「白い物の方が茶色い物の方が、体にいい」そんなイメージがあるからなんですが、先日「きび砂糖は危険で体に悪い」って話を聞いてしまって、ドキドキ((( °ω° ;)))
そこで今回は、この「きび砂糖」について徹底調査!
きび砂糖は危険で体に悪いのか、体にいい砂糖は何かを調べてみることにしました。
- きび砂糖とは
- きび砂糖の特徴
- きび砂糖は危険で体に悪いのか
- 体にいい砂糖を紹介
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きび砂糖とは?
きび砂糖とは、イネ科サトウキビ属の「さとうきび」を原料とした砂糖になります。
さとうきびは、世界各国の熱帯&亜熱帯地域や、日本では
- 種子島
- 奄美群島
- 沖縄
などで多く栽培されています。
で、このさとうきびの茎には、糖液がたっぷり含まれていて、この糖液を精製過程で煮詰めたものが「きび砂糖」
製造される過程で、さとうきびのアクや苦みが取り除かれるので、優しい甘みを持った砂糖になります。
次に、このきび砂糖の特徴を詳しく解説させて頂きます(⑅•ᴗ•⑅)
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きび砂糖の特徴を解説!
ミネラルを多く含む
きび砂糖は、一般的な上白糖ほど精製されていないので、さとうきびのミネラルが残っています。
きび砂糖と上白糖の栄養成分を比べてみると(100gあたり)
きび砂糖 | 上白糖 | |
カロリー | 395キロカロリー | 384キロカロリー |
マグネシウム | 3~20mg | 微量 |
リン | 1.1mg | 微量 |
鉄 | 0.15~0.45mg | 微量 |
カリウム | 142mg | 2mg |
カルシウム | 10~35mg | 1mg |
と、きび砂糖が圧勝!
また、きび砂糖は、上白糖よりも体内で吸収される時間がゆっくりなので「血糖値の上昇がゆるやか」という嬉しい特徴もありますよ(*ฅ́˘ฅ̀*)♡
旨味やコクがあるのにクセや雑味がない
上白糖よりも精製されていないきび砂糖は、ミネラル以外にもさとうきびの「旨味やコク」が残っています。
また、同じくさとうきびを原料にした「黒糖」よりも精製されているので、黒糖に比べるとクセや雑味がなく使いやすいという特徴もあります。
ちょうど、上白糖と黒糖の中間に位置する砂糖が「きび砂糖」。
きび砂糖は、上白糖と黒糖の「良いとこ取り」のお砂糖と言えるかも(๑•᎑•๑)
上白糖の代わりに使いやすい
先述の通り、きび砂糖は味にクセが少ないので、上白糖の代わりに使いやすい砂糖になります。
ただ、上白糖の代わりに使うにはいくつか注意点もあり、まず、甘み以外に旨味やコクがあり、味に深みがあるので
- 紅茶やコーヒー
- 繊細で薄い味付けのもの
- フルーツのシロップ
など、素材そのものの香りや味を楽しみたい場合は、避けたほうが◎。
また、茶色く褐色がかった色をしているので、スポンジケーキや生クリームなどに使うと、茶色く色づいてしまうので不向きです。
反対に、きび砂糖に向いている料理は、煮物や照焼きなど。
きび砂糖には、旨味やコクがありつつ「茶色く色づいて照りがつきやすい」という特徴もあるので、きび砂糖で煮物や照焼きなどを作ると
- きれいに色や照りがつく
- 旨味とコクがアップする
- 旨味やコクが魚の生臭さを消してくれる
などのメリットが♪
ただ、一方で
- 濃く色づきすぎてしまう
- 焦げやすい
などの特徴もあるので、その点は注意をしましょう(*´ー`*)
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きび砂糖は危険で体に悪い?
ミネラルを多く含み、旨味やコクもある嬉しいきび砂糖ですが「危険で体に悪い」とも言われています。
なぜ、きび砂糖が、危険で体に悪いと言われているのかというと
- ボツリヌス菌を含んでいる
- 砂糖であることには変わりはない
為。
ひとつずつ見ていきましょう。
きび砂糖は「ボツリヌス菌を含んでいる」から危険で体に悪い?
きび砂糖は、ボツリヌス菌を含んでいる可能性があり、1歳未満の乳幼児は「乳児ボツリヌス症」を引き起こす可能性がある為、危険で体に悪いと言われています。
ボツリヌス症とは、ボツリヌス菌が作り出すボツリヌス毒によって、神経麻痺などを引き起こす病気のこと。
成人であれば心配はいらないのですが、まだ腸内環境が整っていない1歳未満の乳幼児の場合、ボツリヌス菌が腸内で発育・増殖しやすいので注意が必要とされています。
ボツリヌス菌といえば「はちみつ」で知られていますが、ボツリヌス菌の芽胞は「黒砂糖」にも含まれている可能性があると言われているんです。
で、きび砂糖は、黒砂糖よりは精製されているものの、上白糖に比べると精製されていない為、ボツリヌス芽胞が含まれているのではないか?というわけです。
ただ、メーカーによっては、きび砂糖のボツリヌス菌対策はきちんとなされています。
例えば、大手有名メーカー「日新製糖」さんの、こちらのきび砂糖は
スーパーなどで、よく見かけるきび砂糖ですよね。
私も何度か使ったことがありますが、とても使いやすいです◎。
で、こちらのきび砂糖は、ボツリヌス菌について
ボツリヌス菌は、土壌、河川あるいは海洋に広く存在していますが、低酸素状態に置かれると菌が増殖することにより、毒素が発生すると言われています。ただし、このボツリヌス菌は、一定以上の高温で一定時間以上加熱(例えば“120℃4分以上”加熱)されると死滅します。
きび砂糖とプレミアムきび砂糖の製造工程には、加熱処理工程(“120℃4分以上”に相当する加熱)がありますので、万一、ボツリヌス菌が原料に潜んでいたとしても、確実に菌は死滅し、ボツリヌス毒素についても完全に無毒化されます。
また、これら製品の検査を定期的に行っておりますが、これまでボツリヌス菌を検出したことはありません
として、加熱処理工程によって、ボツリヌス菌は死滅していると記されているんです。
ここまで明確に記されていれば、安心ですよね。
ただ、全てのきび砂糖が、この日新製糖さんのきび砂糖のように「絶対に大丈夫」とは言い切れないとも言われています・・。
心配な場合は、乳幼児にきび砂糖をあげることは控えたほうが◎・・かもしれませんよね。
きび砂糖は「砂糖であることには変わりはない」から危険で体に悪い?
ミネラルを多く含むきび砂糖ではありますが、砂糖であることには変わりはありません。
先程、上白糖ときび砂糖の栄養成分の比較を見てきましたが、カロリーについては(100gあたり)
- きび砂糖:395キロカロリー
- 上白糖・384キロカロリー
と、実は上白糖より高カロリー。
なので、過剰に摂取してしまうと、他の糖類と同様に
- 肥満
- 生活習慣病
- 虫歯
- 高血糖
- ショ糖依存(中毒症)
などに繋がる可能性はあるので要注意。
上白糖よりはミネラルを多く含んではいるものの、きび砂糖よりも多くミネラルを含む食材は多数あるので、きび砂糖からミネラルを摂取しようとするのは間違い。
きび砂糖だからといって、過剰に摂取してもOKというわけではないので、注意をしましょう ( •⌄• )◞
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体にいい砂糖はコレ!
乳幼児や食べ過ぎには注意は必要ですが、きび砂糖はミネラルを含む為、砂糖の中では「体にいい砂糖」といえます。
で、きび砂糖以外にも「体にいい砂糖」と言われている砂糖はあり、いずれも共通して言えるのは、上白糖のように完全に精製されていないものを選ぶのが◎。
完全に精製されていない砂糖は、ミネラルなどの栄養分が残っているので「体にいい砂糖」と言えるんです。
具体的には
- きび砂糖
- 黒糖
- てんさい糖
など。
それぞれの特徴は?というと
- きび砂糖:さとうきびの糖液を、精製過程で煮詰めたもの
- 黒糖:さとうきびの糖液を、そのまま煮詰めたもので、全く精製されていないので、きび砂糖よりもミネラルなどが豊富。コクや風味が強い反面、渋みや苦みもありカロリーが低め
- てんさい糖:砂糖大根やビートを煮詰め濾過などをして作られたもので、ミネラルは黒糖やきび砂糖よりも少ないがオリゴ糖を含み、クセのないまろやかな甘さがある
・・ってことで、きび砂糖、黒糖、てんさい糖のおすすめをご紹介したいと思います☆
体にいい砂糖①きび砂糖のおすすめはコレ!
大東製糖 素焚糖
モンドセレクションの金賞を3年連続で受賞した、きび砂糖になります。
奄美諸島産のさとうきびを使用したこちらのきび砂糖は、
- 上品な甘さ
- 旨味がある
- クセがない
- 深みのある味
- 蜜のような味
が特徴で、粉末状で溶けやすいので、お料理にも使いやすいと言われています。
3年連続金賞とは、期待値大ですよね~。
口コミでも好評価のきび砂糖を、ぜひご賞味くださいね!
大地を守る会の砂糖 喜界島きび糖
喜界島で製糖した国産さとうきび100%のきび砂糖になります。
精製の度合いが低いので、煮物に使うとコクがグッと深まるのが特徴。
カルシウム、ミネラルなどの有機成分もたっぷり!
口コミでも
- 煮物が美味しくなった
- フワフワしているので使いやすい
などと好評価◎
健康志向が高い方から多く支持されている、きび砂糖になりますよ(*´▽`*)❀
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体にいい砂糖②黒糖のおすすめはコレ!エフ琉球 沖縄県産粉黒糖
何も加えずに、昔ながらの製法で作られた沖縄県産の黒糖になります。
最後に砕いて粉黒糖にしてくれているので、使い勝手も抜群!
カリウムやカルシウム、亜鉛などのミネラルがたっぷり含まれた、まさに体にいい砂糖。
沖縄の太陽の恵みを、たっぷり感じてくださいね╰(*´︶`*)╯♡
体にいい砂糖③てんさい糖のおすすめはコレ!ムソー 北海道産てんさい含蜜糖
北海道産てんさい原料から作られた
- 蜜分
- オリゴ糖
を含む「てんさい含蜜糖」の粉末タイプになります。
腸に嬉しいオリゴ糖を含む砂糖というのは、やっぱり嬉しいですよね。
サラサラとして使いやすいので、お料理やお菓子作りなど幅広く活用できますし、コーヒーやヨーグルトなどにも溶けやすいのでgood。
ただ、冷めた時に甘みを感じやすいので、料理によっては少なめに使用するのがおすすめ!
あと、固まりやすいので、保存は密閉容器がおすすめですよ(*´˘`*)♡
まとめ
きび砂糖は危険で体に悪いのか、また、体にいい砂糖は何かを見てきました。
<きび砂糖は危険で体に悪いのか>
- きび砂糖は、ボツリヌス菌を含んでいる可能性があるので、乳幼児には危険で体に悪い可能性があるが、メーカーによってはきちんとボツリヌス菌対策はなされている
- きび砂糖はミネラルを含んではいるが、砂糖であることには変わりないので食べ過ぎは危険で体に悪い
<体にいい砂糖>
体にいい砂糖とは、完全に精製されておらず、ミネラルなどの栄養分が残っている
- きび砂糖
- 黒糖
- てんさい糖
などが◎
きび砂糖は、乳幼児、または食べ過ぎなどで、危険で体に悪い影響を与える可能性もありますが、通常に使う分には「体にいい砂糖」と言えそうですよね。
ミネラルを含みつつ旨味やコクがあるので、私はやっぱり上白糖より、きび砂糖派かも。
これからも、美味しいきび砂糖を大いに堪能しちゃいましょうヾ(´︶`*)ノ♬
あ、食べ過ぎには注意でネ!
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