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秋に食べたくなるのが高級食材の松茸。
香りが良く、薄めで上品な味が特徴的ですね。
少々お値段が張りますので、あまり食べたことがないという方も多いのではないでしょうか。
いざ食べるとなってもどれくらい焼くのか、生食はできるのか不安になります。
食べ過ぎることも良くないと言われています。
今回は、松茸の生焼けは大丈夫なのか、危険ではないのかについてご紹介いたします。
松茸を美味しく安全に頂いて秋を感じましょう!
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Contents
松茸はどれくらい焼くの?生食や生焼けは危ない?
まずは基本的な松茸の焼き方をご紹介します。
松茸を焼くと汁気が松茸から出てきます。
その汁気が、松茸がしっかり焼けているサインです。
それ以上焼くと焦げてしまうのでもったいないですよね。
汁気が出る前は生焼けの状態です。
松茸を生焼けで食べると危険なのでしょうか。
また、生食はできるのでしょうか。
それについて詳しく見ていきましょう。
松茸の生焼けや生食は危険!
松茸にはアレルギー物質が含まれているので、生焼けであったり火を通さずに生で食べると危険です。
しっかり火を通すことによってアレルギー物質が分解されますので安全な食べ物になります。
子どもなどといっしょに食べる場合には親が子どもの分までしっかり焼いてあげましょう。
松茸ごはんや天ぷらにする場合はしっかりと火が通りますので心配はいりませんが、松茸だけをホットプレートや網で焼く場合には注意しなければなりません。
早く食べたいからと言って生焼けのや生の松茸を食べてしまうと大変なことになってしまいます。
生焼けの松茸を食べるとどうなる?
頻繁に扱うことのない松茸ですから生焼けのまま食べてしまったということもあるかもしれません。
生焼けで松茸を食べてしまうとアレルギー物質が分解されていないのでアレルギー性の症状を引き起こします。
その症状は嘔吐や下痢、喘息、目の腫れ、ひどいときには蕁麻疹も出てしまいます。
美味しい松茸を楽しんだ後にそんな症状に見舞われたくありませんよね。
実は、松茸に限らず生のキノコはアレルギーを起こしやすい食材です。
しっかりと火を入れれば問題はないですが生焼けを食べてしまうと食中毒のような症状に陥ります。
生焼けはもちろん、加熱を一切通さず生で食べるということは危険なのでやめておきましょう。
もし、生焼けで食べてしまって上のような症状が出た場合、基本的には数時間大人しくしていれば落ち着きますが念のために病院へ行った方が良いですね。
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松茸の食べ過ぎは良くないの?
松茸が食べ過ぎるほど家にあるということはあまりないかもしれませんが、地方によっては近くで松茸が採れるのでおすそ分けで大量に貰うことも少なくありません。
夢のような松茸食べ放題といきたいところですが松茸の食べ過ぎもまた、注意しなければなりません。
キノコ類は低カロリーで食物繊維が豊富な食材なのでダイエットによく使われたりもします。
松茸ももちろんその類に入るので食べ過ぎることによって腸内が活性化して腹痛や下痢を起こしてしまいます。
アレルギー性のものではなく食物繊維の過剰摂取によるものなので危険ではないですが、食べ過ぎには注意ですよ。
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中国産の松茸は食べると危険?
もともと値段が高い松茸は国産だとさらに値段が跳ね上がります。
お手頃価格な中国産の松茸にチャレンジしてみようという方もいるかと思います。
しかし、中国産の松茸は危険だと言われていますね。
国産の松茸と違い、何が危険なのでしょうか。
その違いをご紹介いたします。
中国産の松茸から農薬が検出!
松茸はとてもデリケートな食材なので現時点では人工栽培はどこの国でも行えません。
空気の汚染や農薬に弱く、自然の松林がないと松茸は育たないことが特徴です。
しかし、2002年の11月に中国から輸入された松茸から食品衛生法の残留基準値を超える農薬が検出されたことがニュースとなりました。
検出された農薬はジクロルボスという有機リン系の殺虫剤です。
松茸は農薬に弱いですから、収穫後に使用したことになります。
この農薬は多量に摂取すると、嘔吐や下痢、縮瞳、意識低下などの恐ろしい症状が表れます。
一部の中国産の松茸の話で何年も前のことですが、このニュースがあったことにより中国産の松茸は危険だというイメージがついてしまっています。
今では安心して食べられるのですが、悪いイメージのせいで手が出しづらくなっているのが現状です。
国産と中国産の松茸は鮮度が違う!
基本的に、松茸の収穫のされ方などは国産も中国産も変わりません。
日本では赤松から収穫され、中国では松やブナから収穫される松茸もあります。
基本的なことは同じなのになぜ香りや味が全く違うのでしょう。
決定的な違いは、やはり鮮度です。
国産なら店頭に並ぶのも早いですが、輸入されてからだとどうしても時間がかかるので中国産は鮮度が低いというわけです。
松茸は鮮度によって味も香りもガラッと変わりますから、松茸には鮮度が命です。
また、外国の土の菌などを国内に入れないように松茸に付着している土を洗浄して落とすことも、中国産の松茸の風味を落とすことの原因になっています。
どちらも仕方ないことですが、松茸の香りを楽しみたい方には中国産の松茸はオススメできません。
さらに、中国産の松茸は上記の事情によって風味が落ちてしまうので、人工的に香料をつけているものも多くあります。
手軽に食べたかったり、匂いが気にならないという方は中国産の松茸に挑戦してみるのも良いかもしれませんね。
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松茸に毒はないの?
キノコは4000~5000種類もあると言われており、食用とされているものはその中のわずか100種類前後だけです。
キノコ類には不明要素が多く、毒キノコという言葉もよく耳にしますので松茸にも毒があるのか気になったことがある方もいるでしょう。
結果から言いますと松茸に毒はありません。
しかし、生食など危険な食べ方をすると自分の身体への毒になり得ます。
やはり、しっかりと火を通してから食べることが重要ですね。
また、古くなった松茸は腐敗細菌により食べると中毒症状を引き起こします。
この症状は、体内から菌が排出されれば自然と治癒されますがカビが生えていたり古くなった松茸は洗い流したとしても危険ですので口にしないように注意しましょう。
松茸自体に毒はありませんが食べ方次第では毒になり得るということですね。
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松茸の保存方法や保存期間は?
松茸は先ほども紹介したように鮮度によって香りや味がガクンと変わります。
松茸を手に入れたら早めに食べた方が楽しめます。
しかし、どうしても数日保存しておかなければならないといった場合の保存方法と手順をご紹介いたします。
綺麗な状態にして湿度を少なめに!
まず、松茸を保存する場合の手順を見ていきましょう。
- 土に埋まっていた部分を削ぎ落す
- キッチンぺーパーなどで綺麗に汚れを拭いて落とす
- 新聞紙などを使って1本ずつ包む
- 袋やタッパーで密閉する
以上の手順を踏んで、後は冷蔵庫で保存しましょう。
この方法で4日ほどは保存が可能になります。
湿度が多いと腐敗が進んでしまうので水洗いをしないように注意しましょう。
湿度を避けるために包む際は1本1本にして、しっかり密封して保存すると良いですよ。
冷凍での保存はできる?
松茸は冷凍での保存も可能です。
冷凍で保存したい場合は、上記の方法に水洗いをプラスして水気を拭き取って保存しましょう。
冷凍した松茸を使いやすいようにあらかじめ切っておくことがコツです。
松茸を冷凍した場合の保存期間は、大体2~3ヶ月くらいになります。
ただし、冷凍での保存をすると冷蔵保存に比べてかなり香りが損なわれてしまいます。
できるだけ冷蔵での保存にした方が、松茸の香りなどを楽しむことができます。
まとめ
松茸の生焼けや生食が危険なことや中国産の松茸について紹介してきました。
松茸に限らず、キノコは生で食べると危険です。
マッシュルームなどの例外もありますが松茸を食べる際にはしっかりと加熱調理をしましょう。
中国産の松茸も現在では安全に食べられますので試しに買って松茸がどんなものか知るのにオススメです。
せっかくの高級食材ですのでしっかりとした焼き方で松茸の味と香りを味わってみてくださいね。
無茶な食べ方は危険ですよ。
今まで松茸ごはんや天ぷらばかりだった方も、この秋には松茸だけ焼いて食べることにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
松茸をごはんのお供にして食欲の秋をますます楽しみましょう!
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