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果物を手軽に食べるには、なんといっても「果物の缶詰」が、断然便利!
美味しいし、日持ちもするしで、いいことづくめですよね。
我が家でも、常になんらかの果物の缶詰は常備しているし、しょっちゅうお世話になっています。
でもね、ちょっと気になるのが、果物の缶詰って、栄養的にはどうなんだろ?
ひょっとして「体に悪い」なんてことは、ないよね?(・∀・;)
・・ってことで今回は、果物の缶詰は体に悪いかどうかを詳しく調査!
果物の缶詰の添加物や、栄養についても徹底調査してみました。
この記事でわかること
- 果物の缶詰は体に悪いのか
- 果物の缶詰の添加物
- 果物の缶詰の栄養
- 生の果物と缶詰との違い
- おすすめの果物の缶詰
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Contents
果物の缶詰は体に悪い?
果物の缶詰は、いくつか体に悪いと言われている点があります。
それは
- シロップが甘い
- 栄養が減っている
- 産地への不安
- 缶詰への不安
など。
ひとつずつ詳しく見ていくと・・
シロップが甘い
果物の缶詰は、シロップ漬けされているものがほとんどです。
その為、糖分が多く、カロリーや糖質が高くなり、太る原因になったり、生活習慣病など体に悪い影響を与える可能性があるので、注意が必要になります。
シロップには、果物の菌の繁殖を防ぎ、長期保存を可能にする為の大切な働きがあるんですが、砂糖やでんぷんなどを含む「果糖ぶどう糖液糖」が使われていることが多いので、糖度がとても高くなるんです。
なので、果物の缶詰のシロップは飲まない、もしくは、果物の缶詰には、次のようなシロップの糖度を示す表記されていますから
- エキストラライト・シラップ:糖度10~14%未満
- ライト・シラップ:糖度14~18%未満
- ヘビー・シラップ:糖度18~22%未満
- エキストラヘビー・シラップ:糖度22%以上(※シラップ=シロップです)
これらをチェックして、できるだけ糖度の低い缶詰を選ぶのもおすすめですよo(。・‧̫・。)o
果物の果糖の糖分は体に悪い?
缶詰の果物ではなくても、そもそも果物自体に「果糖」と呼ばれる糖分が含まれていますが、この果糖の糖分は体に悪い影響を与えることはないのでしょうか。
実は、この果糖も、過剰摂取には注意が必要と言われていて、厚生労働省のHPでも、果物の食べ過ぎは
- 肥満
- 中性脂肪の増大
に繋がるとして、注意を促しています。
(プラス、果物の缶詰はさらに糖分が高い為、注意が必要とも記されていますよね)
とはいえ、果物にはビタミンやミネラル、食物繊維など体に嬉しい栄養も含まれていて、1日200g程を食べることを推奨されていますから、いずれも食べ過ぎ注意で楽しむのが◎になりますよ。
栄養が減っている
果物の缶詰は、生の果物に比べると、減ってしまっている栄養が多い為、体に悪いイメージが持たれています。
果物の缶詰の栄養については、後の項目で詳しく解説させて頂きますが、果物は缶詰にすることで、ビタミンCなどの水溶性の栄養や酵素などが減ってしまうんです。
ただ、生の果物とほぼ同等に含まれる栄養もありますし、缶詰だから摂取しやすくなる栄養もあるので(←詳しくは、後の項目で!)、「果物の缶詰=栄養がなくて体に悪い」とは言い切れないのも事実なんですよ☆
産地への不安
果物の缶詰は、産地が不明で不安な点も、体に悪いと言われる理由になります。
実際のところ、果物の缶詰には、安価な外国産の果物が使われていることも多々あるんです。
ただ、缶詰の中には、国産とか、〇○県産などと明記されている物もあるので、心配な場合はそういった缶詰を選ぶのが◎!
購入する際に、原材料をしっかりチェックするのがおすすめですよ。
缶詰への不安
果物の缶詰は、「缶詰自体」に、体に悪い影響を及ぼす可能性があるとも言われています。
それは
- BPA(ビスフェノールA)
- 耐熱性カビ
- 塩酸
など。
ひとつずつ見ていきましょう!
BPA(ビスフェノールA)
BPA(ビスフェノールA)とは、工業用の有機化合物で食器や容器をはじめ、自動車部品や電気機器などにも使われ、缶詰の内側にも腐食防止の為に塗装されている物質になります。
このBPAは、摂取してしまうと
- ホルモン作用のかく乱
- 不妊
- 心臓病の発症
- 二型糖尿病の発症
などを引き起こす可能性があるとされているんですが、缶詰の場合、BPAが内側に塗装されているので、溶け出して果物に移行し、摂取してしまう可能性が高いと言われているんです。
特に、果物の場合「酸性」になるので、化学物質が溶け出しやすい傾向にあるのだとか・・。
厚生労働省は、BPAの1日の耐用摂取量を定め、成人であればこの摂取量であれば影響はないとしつつも、メーカー等の関係事業者へ自主的取り組みを推奨しています。
実際に、最近は「BPAフリー」の缶詰の使用も増えているので、気になる場合は、BPAフリーの缶詰を選ぶと安心ですよね。
耐熱性カビ
果物の缶詰には「耐熱性カビ」が含まれる可能性があるとも言われています。
耐熱性カビとは、加熱しても死滅することのないカビで
- 慢性的な疲労
- 集中力の欠如
- 頭痛
- 発ガン性があるカビ毒の生成
などを引き起こす可能性があるんです。
缶詰とはいえ、万が一、変色していたり腐っているなど、何か異変を感じたら食べないようにしましょう。
塩酸
これは「みかんの缶詰」に限ったことなのですが、缶詰のみかんは、皮が綺麗にむかれていますよね?
あれは、塩酸に漬けて処理されていて、この塩酸が体に悪い影響を与えるのでは?と懸念されているんです。
ただ、この塩酸はしっかり揮発してから缶詰に詰められていて、塩酸漬けのままなわけではないので、結論としては「体に悪い影響はない」といえますよ*ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭*
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果物の缶詰の添加物は体に悪い?
そうなんです、実は、果物の缶詰には、添加物が含まれているものも多くあるんです。
人気の果物の缶詰の原材料を見てみると・・
フルーツの缶詰 | 原材料 |
はごろも 朝からみかん | みかん(中国)、糖類(ぶどう糖化糖糖液糖、ガラクトオリゴ糖)、クエン酸、香料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK) |
リリー 九州産 温州みかん | うんしゅうみかん、砂糖、ぶどう糖化糖液糖、クエン酸 |
Dole みかん | みかん、砂糖、クエン酸、安定剤(メチルセルロース) |
朝日 みかん | みかん、砂糖、酸味料、安定剤(メチルセルロース) |
K&K みかん | みかん(愛媛県)、砂糖、クエン酸 |
になり、意外と添加物が多いことがわかります。
また、農林水産省による「農産物缶詰及び、農産物瓶詰」の規格によると、果物の缶詰や瓶詰の規格として
缶詰 | 規格 |
みかんの缶詰 | ・原材料に「みかん、果実の搾汁、砂糖類」以外のものを使っていないこと
・食品添加物に「酸味料( クエン酸)、酸化防止剤( L-アスコルビン酸及びL-アスコルビン酸ナトリウム)、安定剤( メチルセルロース)、香料、白濁防止剤( ヘスペリジナーゼ及び酵素処理ヘスペリジン)」以外のものを使っていないこと |
桃の缶詰 | ・原材料に「もも 、果実の搾汁、砂糖類」以外のものを使っていないこと
・食品添加物に「酸味料(クエン酸、クエン酸三ナトリウム、DL-リンゴ酸及びDL-リンゴ酸ナトリウム)、品質改良剤( ポリリン酸ナトリウム及びメタリン酸ナトリウム)、形状保持剤: 乳酸カルシウム、酸化防止剤( L-アスコルビン酸及びL-アスコルビン酸ナトリウム )、香料」以外のものを使っていないこと |
パイナップルの缶詰 | ・原材料に「パインアップル、果実の搾汁、砂糖類」以外のものを使っていないこと
・食品添加物に「酸味料、クエン酸、香料」以外のものを使っていないこと |
と、しているんです。
これは、逆いいうと、果物の缶詰には「これらの添加物は含まれている可能性がある」ということになりますよね。
とはいえ、日本の飲食物における添加物は、厚生労働省により
- 毒性の検査
- 一日の摂取許容量の設定
- 使用基準の設定
などが行われ、安全性は確保されています。
その為「過度に心配する必要はない」とも言われていますが、気になる場合は、缶詰に記載されている原材料を見て、できるだけ添加物の少ないものを選ぶのがおすすめですよ(*ฅ́˘ฅ̀*)
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果物の缶詰の栄養は?
次に、果物の缶詰の栄養を見てみましょう!
みかんと白桃、パイナップルの缶詰の栄養をご紹介しますが、せっかくなので、生の果物の栄養と比較してみますね。(可食部100gあたり)
ビタミン類
みかんの缶詰 | 生のみかん | 白桃の缶詰 | 生の白桃 | パイナップルの缶詰 | 生のパイナップル | |
カロテン(μg) | 410 | 1000 | 0 | 5 | 12 | 38 |
ビタミンE(mg) | 0.5 | 0.4 | 1.2 | 0.7 | 0 | 0 |
ビタミンK(μg) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
ビタミンB1(mg) | 0.05 | 0.10 | 0.01 | 0.01 | 0.07 | 0.09 |
ビタミンB2(mg) | 0.02 | 0.03 | 0.02 | 0.01 | 0.01 | 0.02 |
ナイアシン(mg) | 0.2 | 0.3 | 0.3 | 0.6 | 0.3 | 0.2 |
ビタミンB6(mg) | 0.03 | 0.06 | 0.01 | 0.02 | 0.06 | 0.10 |
葉酸(μg) | 12 | 22 | 4 | 5 | 7 | 12 |
パントテン酸(mg) | 0.09 | 0.23 | 0.07 | 0.13 | 0.06 | 0.23 |
ビタミンC(mg) | 15 | 32 | 2 | 8 | 7 | 35 |
ミネラル・食物繊維など
みかんの缶詰 | 生のみかん | 白桃の缶詰 | 生の白桃 | パイナップルの缶詰 | 生のパイナップル | |
ナトリウム(mg) | 4 | 1 | 4 | 1 | 1 | 0 |
カリウム(mg) | 75 | 150 | 80 | 180 | 120 | 150 |
カルシウム(mg) | 8 | 21 | 3 | 4 | 7 | 11 |
マグネシウム(mg) | 7 | 11 | 4 | 7 | 9 | 14 |
リン(mg) | 8 | 15 | 9 | 18 | 7 | 9 |
鉄(mg) | 0.4 | 0.2 | 0.2 | 0.1 | 0.3 | 0.2 |
食物繊維(mg) | 0.5 | 1.0 | 1.4 | 1.3 | 0.5 | 0.5 |
になります。
缶詰に加工されることで、ビタミンCやカリウムなどの水溶性の栄養は、果肉からシロップへと流れ出てしまう為、減ってしまうんですが、ビタミンB1やB2、食物繊維などはそれほど大きく減っていないですよね。
また、驚くべきが「桃の缶詰のビタミンC」で、上記だと、生の白桃の方が缶詰の白桃よりもビタミンCの含有量が多くなっていますが、実際には、缶詰の桃の方が生の桃よりも、約4倍多くビタミンCを多く摂取できるんです。
この理由は
桃を缶詰に加工する→桃の細胞膜が壊れる→体内に吸収しやすいビタミンCになる
から。
決して、ビタミンCの含有量が増えるわけではないんですが、缶詰にすることで、より効率的に摂取できるようになるんですよ٩(๑> ₃ <)۶
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生の果物と缶詰との違い
生の果物と缶詰との違いには、缶詰に加工することで減る栄養があり、特に水溶性の栄養は失われることが多くなります。
さらに、パイナップルに含まれる「たんぱく質分解酵素ブロメライン」も、缶詰に加工することで失われてしまうんです。
また、果物の缶詰は、シロップ漬けになっている為、カロリーや糖質が高くなるのも大きな特徴で、生の果物と比べてみると(可食部100gあたり)
缶詰のみかん | 生のみかん | 缶詰の白桃 | 生の白桃 | 缶詰のパイナップル | 生のパイナップル | |
カロリー(キロカロリー) | 64 | 46 | 85 | 40 | 76 | 51 |
糖質(g) | 14.8 | 11.0 | 19.2 | 8.9 | 19.8 | 11.9 |
になり、いずれも缶詰の方が高カロリー&高糖質になりますよ( ・ ・̥ )
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果物の缶詰のおすすめはコレ!
最後に、おすすめの果物の缶詰のご紹介です☆
Lily パインアップルスライス
Lilyのパイナップルの缶詰です!
こちらの缶詰は、シロップ漬けではなくて、100%ストレートのパインジュ-ス漬けなので、ナント砂糖不使用。
原材料が
- パインアップル
- パイン果汁
- クエン酸
のみの、シンプル・イズ・ザ・ベストな缶詰になります。
パインジュースは、搾汁してから2時間以内のものを重鎮しているというフレッシュさで、パイナップルそのものの味を、しっかり堪能できる缶詰になるんです◎
「缶詰の砂糖が気になる」そんな方におすすめの缶詰なので、美味しい果物そのものの味を、ぜひご堪能くださいね♪
DEAN&DELUCA フルーツポンチ
DEAN&DELUCAの「フルーツポンチ」です。
缶詰ではなく瓶詰なんですが、一度にたくさんの果物を楽しみたい方におすすめ!
入っている果物は
- パイナップル
- キウイ
- ルビーグレープフルーツ
- りんご
- マンゴー
- オレンジ
と、なんと6種類の果物が一瓶に詰まっているんです。
見た目も色鮮やかで、可愛いですよね~。
そのまま食べてもOKですが、ソーダなどで割ってもgood!
おもてなしなどに出しても「喜ばれること間違いなし」なはずですよ☆
にっぽんの缶詰 8種類詰め合わせ
選りすぐりの果物が缶詰になった「にっぽんの缶詰 8種詰め合わせ」です。
贈り物にはもちろん、自分へのご褒美にも◎!
果物の種類は
- 岩手県産 ブルーベリー
- 山形県産 ラフランス
- 東北産 白桃(あかつき)
- 山形県産 黄桃(黄金桃)
- 山形県産 ミックスフルーツ
- 青森県産 りんご(ふじ)
- 熊本県産 でこぽん
- 熊本県産 甘夏みかん
と、国産の美味しい果物揃い◎!
生産者さんの果物へのこだわりが、しっかり詰まった缶詰になります。
シロップには高級和菓子に使われる「白ざら糖」が使われているので、果物の風味がありつつ、さっぱりとした甘みが感じられますよ。
「今日はどの果物にしようかな♪」考えるだけで、ワクワクしちゃいますよね。
上品な味わいの高級缶詰を、ご家族皆さんで楽しんでくださいね٩(๑′∀ ‵๑)۶•*¨*•.¸¸♪
まとめ
果物の缶詰は体に悪いのか、果物の缶詰の添加物や栄養などを見てきました。
<果物の缶詰は体に悪い?>
果物の缶詰は
- シロップが甘い
- 栄養が減っている
- 産地への不安
- 缶詰への不安
など、体に悪いと言われている点がある
<果物の缶詰の添加物>
果物の缶詰には、添加物が含まれている物が多い
<果物の缶詰の栄養>
果物の缶詰は、ビタミンCやカリウムなどの水溶性の栄養は、果肉からシロップへと流れ出てしまう為、減ってしまう栄養もあるが、ビタミンB1やB2、食物繊維などそれほど大きく減らない栄養もある
果物の缶詰は、いくつか体に悪い影響を与える点や、添加物の心配などもあるものの「食べ過ぎたりしなければ、問題ないのかな?」と、私は感じたのですが皆さまはいかがでしょうか・・。
栄養も意外と含まれていますし、上手に選んで、果物の缶詰を日々の健康サポートに役立てていきたいですよね(*´︶`*)♡
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