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どこかホッコリ&優しい食材の「麩」
食べるとなんだか癒されちゃうのは、きっと私だけではないはずです。
ところがそんな麩、実は危険で体に悪い・・ナンテ話がチラホラ(; ・`ω・´)ナン…ダト!?
そこで今回は、麩は本当に危険で、体に悪いのかを詳しく調べてみることに!
麩の原材料や栄養についても合わせて調べてみました☆
この記事でわかること
- 麩は体に悪いのか
- 麩の原材料
- 麩の栄養
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Contents
麩は危険で体に悪い?
優しいホッコリ食材「麩」は体に悪いのか!
結論を先にお伝えしますと「麩は、体質によっては危険で体に悪い影響を与えることもあるが、基本的には安心して食べれる食材」といえます。
どういうことかといいますと、麩の主原料は「グルテン」
このグルテンは
- セリアック病
- グルテン過敏症
- 小麦アレルギー
の方にとっては、危険で体に悪い影響を与える可能性が高いので注意が必要になります。
ですが、そうでない方にとっては、麩は問題なく食べれる食材で、そもそも麩には、嬉しい栄養がたっぷり含まれているんです(麩の栄養については、後程詳しく!)。
プラス低カロリー&低糖質&低脂質&低コルステロールなど、体に良い食材になるので、先に挙げた疾患を患っていない方にとっては、安心して食べられる食材になる・・といわけです。
とはいうものの「グルテン=麩」に、注意が必要な方がいらっしゃるのも事実。
なので、麩が体に悪い影響を与えるケースについて、詳しく解説させて頂きますね。
セリアック病
セリアック病とは、小麦やライ麦などに含まれる「グルテン」によって引き起こる「自己免疫疾患」になります。
セリアック病の方は、体内でグルテンを分解できない為、グルテンを摂取してしまうと
体がグルテンを「異物」と認識する→体の免疫システムが過剰に働く→腸内が攻撃されて炎症を起こす→腸が機能しなくなる→栄養の吸収が阻まれる
となり、その結果
下痢、腹痛、腹部膨満感、便秘、脂肪便、過敏性腸症候群、潰瘍、鉄欠乏性貧血、栄養失調、神経障害、疲労感、骨や関節の痛み、幼児の発達障害
などを引き起こしてしまうんです。
日本においては0.7%の罹患率ではあるものの、アメリカやイギリスでは1%で、年々増加傾向にあり、このセリアック病で免疫系が攻撃されてしまうことによって、他の病気を引き起こすことがあるとも言われています。
また、セリアック病は現在、有効な治療法がない為、グルテンを摂らないことで対処するしかないのが現状となっているんですよ。
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グルテン過敏症
グルテン過敏症とは、セリアック病よりも軽度ではあるものの、グルテンを摂取することで腸が炎症を起こす疾患で、グルテン不耐症とも呼ばれています。
症状は
頭痛、片頭痛、めまい、集中力の低下、下痢、便秘、胃痛、吐き気、骨や関節の痛み、発疹、湿疹、気分の変化
など。
セリアック病ほど重症化しないとも言われていますが、進行することでセリアック病に繋がることもある他、免疫機構を司る腸への炎症が起こる為、様々な病気の引き金となる危険性もあるので注意が必要になりますよ。
小麦アレルギー
小麦アレルギーの方も、麩には注意が必要です。
麩の主原料であるグルテンは、小麦たんぱくに含まれる為、麩を食べることでアレルギー物質である小麦に免疫が反応し
皮膚の痒み、喉のイガイガや痛み、蕁麻疹、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、下痢、腹痛、呼吸困難
などを引き起こしてしまう可能性があるからで、重症化すると呼吸困難を引き起こし、命に係わる危険性もあります。
また、最近では摂取して数時間~数日後に症状が表れる「遅延型」と呼ばれるタイプもあり、グルテンを摂取して数時間以上経ってから
発疹、肌荒れ、疲労感、頭痛、うつ症状、めまい
などを引き起こすので、何が原因で体調不良なのかがわかりにくく、自分が小麦アレルギーだと気付かずに過ごしている方も多いと言われているんですよ( •⌄• )◞
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麩の原材料は?
麩の原材料は、先程から何度も出てきている「グルテン」になります。
このグルテンとは、実際のところ何なのか?といいますと、小麦から取り出した「植物性タンパク質」
小麦といえば炭水化物じゃないの?と思うところですが、麩は、小麦粉に水を加えて練って作られる為、小麦に含まれるグルテニンとグリアジンが水と合わさって練られることで「グルテン」という植物性のタンパク質に生成されるんです。
で、このグルテンを主原材料として、副材料を加え加工して、様々な種類の麩になります。
いくつかご紹介しますと・・
生麩 | 原材料のグルテンにもち粉を加えて、蒸したり茹でたりした麩 |
焼き麩 | 原材料のグルテンに強力粉を加えて、焼き上げ乾燥させた麩 |
車麩 | 麩の生地を棒に巻いて、何重にも重ねて焼きあげた麩、キメが細かいものと粗いものとがある |
板麩 | 車麩を圧縮加工した麩、または直火で焼いて板状に加工した麩 |
てまり麩 | てまりの形をしたもち麩、お吸い物やお祝いごとのお重などに入れられる麩 |
あぶら麩 | 油で揚げてある麩、卵とじや煮物、炒め物に使われる麩 |
などになります。
でね、この中で、私的にちょっと気になったのが「板麩」
板状のうすっぺらい麩になるんですが、皆さんご存知でしたか?
私、見たことも聞いたこともなかったので、調べてみました!
こちらが板麩です。
オーサワの庄内板麩になります。
板麩とは、山形県庄内地方の名産品になるんですが、薄いシート状になっているので、使い勝手がとってもいいんです。
煮物やすき焼きや、汁物、炒め物に使うほか、ラザニアのパスタの代わりや、ピザ生地にも使えちゃう!
グッとヘルシーになりますよね。
そもそも、麩がこんなに種類豊富だとは知らなかったので、驚いてしまったのですが、ちょっと珍しいこの「板麩」も気になる~♪
ご自宅で板麩を美味しく調理して、麩の奥深さを堪能しちゃいましょう(●´∀`●)
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麩の栄養は?
さて、次に麩の栄養を見ていきましょう!
麩の「グルテン」がNGの方もいらっしゃいますが、そうでなければ麩は栄養たっぷりの嬉しい食材なんです。
麩に含まれる栄養には
タンパク質、カルシウム、鉄、亜鉛、銅、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、グルタミン酸、グルテンペプチド、プロリン
などがあります。
で、これらにどんな効果があるのかといいますと・・
麩の栄養①タンパク質
三大栄養素のひとつ「タンパク質」が麩にはたっぷり含まれています。
タンパク質は
筋肉や血液・臓器の造成、酵素や免疫物質・ホルモンなどの働きを維持
など、私達の体にとても重要な働きがあります。
最近は、ダイエッターの方々が、積極的に摂る栄養としても知られていますよね。
タンパク質のは動物性タンパク質と植物性タンパク質とがありますが、麩のタンパク質は、植物性タンパク質。
植物性たんぱく質は、低脂質で低カロリーという嬉しい特徴もあるんですよ٩꒰。•◡•。꒱۶
麩の栄養②カルシウム
子供も大人も嬉しい栄養「カルシウム」も麩には含まれています。
カルシウムの働きには
歯や骨の強化と形成、筋肉の働きをサポート、神経の働きをサポート、血液凝固作用、イライラ予防
などがありますよ☆
麩の栄養③鉄
麩には鉄も含まれています。
鉄は、血液中のヘモグロビンの成分となり
酸素運搬、貧血予防
などの働きがあります。
最近は、成人女性の5人に1人が「鉄欠乏性貧血」であると言われていますから、麩でしっかり貧血予防をしたいですよね*ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭*
麩の栄養④亜鉛
麩には、体内の酵素の成分となる「亜鉛」も含まれています。
亜鉛には
タンパク質の合成、DNAの合成、胎児の発育、貧血予防、味覚障害予防
などの働きがありますよ◎!
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麩の栄養⑤銅
麩には鉄の働きをサポートする「銅」も含まれています。
銅には
ヘモグロビンの合成、鉄の運、貧血予防、活性酸素除去、骨の形成をサポート
などの働きがあり、鉄と銅を一緒に摂ることで、貧血予防の効果が発揮されるんですよ☆
麩の栄養⑥カリウム
麩には「カリウム」も含まれています。
カリウムには
体内の塩分濃度調整効果(高血圧予防)、体内の水分調整効果(むくみの改善や予防)
などの働きがあります。
むくみが改善されることで、ダイエット効果にも繋がる嬉しい栄養になりますよo(。・‧̫・。)o
麩の栄養⑦ナトリウム
麩には「ナトリウム」も含まれています。
ナトリウムには
体内の水分量の調整、筋肉や神経の働きをサポート
などの働きがあります。
麩の栄養⑧マグネシウム
麩には、カルシウムと同様に骨や歯の形成する「マグネシウム」も含まれています。
マグネシウムには、その他にも
神経の興奮を抑える、血圧維持、エネルギー生成のサポート
など、私達の体に大切な働きがあるんですよ◎!
麩の栄養⑨グルタミン酸
麩の主原材料であるグルタミンには「グルタミン酸」という栄養成分が含まれています。
グルタミン酸は、神経伝達物質のひとつになり
脳の発育、脳の活性化
に効果があるんですよ(๑•ω-๑)
麩の栄養⑩グルテンペプチド
麩の主原材料のグルテンには「グルテンペプチド」という栄養成分も含まれています。
グルテンペプチドには
疼痛緩和、血圧降下、胃液の分泌抑制
などの嬉しい働きがあるんですよ(灬˘╰╯˘灬)♥。・゚
麩の栄養⑪プロリン
麩には、アミノ酸の1種である「プロリン」という栄養成分が含まれています。
プロリンはコラーゲンの生成に必要な栄養成分になるので
肌荒れの改善、肌のハリ消失予防
などの美肌に嬉しい効果が◎!
しかも、麩のプロリン含有量は、食品の中でもトップクラスと言われているんですよ(ღ*ˇᴗˇ*)。o♡
まとめ
麩は危険で体に悪いのか、麩の原材料や栄養について見てきました。
<麩は危険で体に悪い?>
麩は、体質によっては危険で体に悪い影響を与えることもあるが、基本的には安心して食べれる食材
<麩の原材料>
麩の原材料は、小麦から取り出した植物性タンパク質「グルテン」
<麩の栄養>
麩の栄養には
タンパク質、カルシウム、鉄、亜鉛、銅、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、グルタミン酸、グルテンペプチド、プロリン
などがある
麩って、栄養たっぷりで奥深い食材なんですね~。
意外と言っては麩に失礼ですが、正直、意外でした。笑
実は私、これまであまり麩を使ってこなかったんですが、これからはもっと麩を頻繁に使って、美味しい&健康的な食卓を目指したいと思いま~す╰(*´︶`*)╯♡
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